風呂敷を日常に取り入れる

日本の風呂敷の魅力について

風呂敷で彩る日本には素晴らしい伝統や文化、芸術に職人の巧みな技術が有ります。
これは日本が世界誇ることのできる素晴らしいものだということができます。

中でも着物や陶芸、日本画や浮世絵、工業などは世界がまねできない
技巧や技術を有しているのです。その中の一つである風呂敷なども、
世界が驚く文化芸術の枠に入ります。日本の芸術としての風呂敷

風呂敷の何が世界が驚くべき事なのか、それは実用面で非常に長けているからです。
風呂敷とはビニール袋がまだ日本にないその昔、物を運搬するアイテムとして発展を遂げてきました。

織の密度が高い木綿素材の布を用い、それでスイカや大根などの大きな物や
日本酒の瓶なども楽々運搬することが可能なんです。

非常に汎用性が広く、風呂敷を二枚や三枚過多結びし、連結することで
大きな風呂敷にすることもでき、さらなるおおきなものも運べてしまうわけなんです。

特筆すべきは汎用性や利便性だけではありません。風呂敷に施される染色や捺染が、芸術的に美しいのです。
着物の捺染技術を応用しているともいわれており、風呂敷はまるで振袖や留め袖のような雰囲気を醸し出しています。

使うのがもったいないと思うようなデザインも現代では見られるのです。

飾りたくなる風呂敷

風呂敷専門店がヨーロッパにオープン

日本に旅行に来た外国人観光客も、風呂敷の美しさに魅了されそれを土産にする人も少なくありません。
着物を買うのは手が出ないが、風呂敷であれば数千円で購入できるので外国人に人気があります。

こうしてヨーロッパなどに日本の風呂敷が広まっていき、ついにはドイツにも風呂敷専門店がオープンしています。

ドイツはヨーロッパの中でも資源に乏しく、エコロジーやリサイクルなどにおいては先進国です。
そこで汎用性が良く、何度も使いまわしして活用できる日本の風呂敷が非常に人気になっています。

昨今持続可能な社会、環境に優しい社会、SDGsなどをスローガンにする国も増え、
ますますエコで持続可能な風呂敷が見直されているのです。

しかもデザイン性に富んだ風呂敷は、ヨーロッパの人の心を魅了してやみません。
宝尽くしや宝船、ひよっとこやお多福、などがデザインされた風呂敷はヨーロッパの人にとって新鮮で斬新なデザインです。

ほかにも絞り柄や綸子など日本独特の文様も、ヨーロッパの人に受けており、人気が高いのです。

さらにドイツの風呂敷専門店では、洋服などに風呂敷を活用したり、
ヨーロッパの新進気鋭のデザイナーとコラボレーション舌デザインなども販売してます。