風呂敷を日常に取り入れる

 風呂敷の色々な使い方

風呂敷で彩る入れるものによって入れ物自体を変えなくてはならないということが
ありますが、意外と面倒なものです。

そのようなときに一つでいろいろな使い方ができる風呂敷を
一枚持っていると、多くの場面で役立ちます。

まず、入れるものの大きさや形によって変えられるということがあり、また色んな模様やデザインがあります。

特に贈り物などで持ち運ぶことも多い
ワインボトルなどは普通の袋には
入れにくいものですが、それに合わせて
包むことで対応できます。

このように、ちょっと変わった形の物を
持ち歩くときに役立ちます。
さらに、取っ手を使い、結びつけることで
袋状にし、バッグとして活用することもできます。

和服にも合うので、浴衣などを着た時の
バッグに迷ったら、こうした風呂敷を
利用する
のが良いでしょう。冠婚葬祭では袱紗としても利用できます。

伝統的な布を使った韓国の『包む文化』とは

「ポジャギ」(褓子器)とはものを包んだり覆うという意味です。
日本でいうふろしき包みと同じ感覚のものです。

美しい色や柄、パッチワークが特徴で、韓国都心部の飲食店やカフェなどで
インテリアとして飾られる装飾品としても使われます。

ポジャギは朝鮮で1500年の歴史があり、高句麗の壁画ににも描かれている伝統ある布製品です。

当時の朝鮮半島の家は寒冷対策にスペースが狭く作っていました。
限られた空間で生活しなければならず、家具は置かずポジャギに生活用品を包んだり
壁に下げたりして暮らしていました。

朝鮮王朝時代から続く歴史がありましたが、朝鮮戦争などでその文化が消滅危機に遭ったこともありました。

が、ここ十数年で復活し日本国内でも、ポジャギを作る教室が開かれるなど
国内でも今後浸透して行く可能性も見えてきています。

日本も風呂敷やおむすびなど包む文化があり、韓国も中華まんやポジャギなど同じような伝統があります。
こういった理解を深めて行くことで、今後両国で互いのカルチャーを尊重し合える関係になる日も近いかもしれません。

押し入れにしまっておくだけではもったいない!風呂敷の活用の幅広さ

風呂敷は、衣服などをまとめておくのにも使えます。
シーズンオフの衣類などをしまうときに、種類別などに風呂敷でまとめておくと
コンパクトになります。

衣服をまとめる通気性もよいのが特徴です。
旅行の際にも、持ち歩く衣類をまとめておくために使うと便利です。
さらに、一枚の布であるということから、スカーフやひざ掛けなどの
代わりとしても使えます。

気温が不安定で温度調節がしづらいときにこうしたものを
一枚持っていると役立ちます。

日差しが強いときに頭からかぶって日差しを遮るという使い方もできます。
このように、一枚あると多くの使い方をすることができますから、
お気に入りの色や柄のものを一枚持っておくように心がけたいものです。